静脈内鎮静法
静脈内鎮静法について
静脈内鎮静法は、鎮静剤・麻酔薬を静脈に点滴して、うとうとと、まどろんだような状態でリラックスして治療を受けて頂くことを可能とするものです。治療の音や痛みなどは気にならなくなり、いつの間にか治療を終えてしまうといった状態になります。手術中のことを憶えていないという方もいらっしゃるほどです。当院ではこの静脈内鎮静法に対応可能です。
静脈内鎮静法の特徴
- 時間のかかる手術も短く感じ、治療や手術の嫌な記憶をほとんど残さない
- 生体の状態を安定させるため偶発症などのリスクを減らすことができる
- 静脈路を確保している為緊急の際も素早い対応が可能
静脈内鎮静法はこのような方に適しています
- 治療が嫌い
- 早く治療に終わって欲しい
- 治療中に具合が悪くなりやすい
- インプラントなど口腔外科手術を受ける
- 嘔吐反射が強い
静脈内鎮静法の流れ
１．静脈より点滴開始
静脈から点滴します。 静脈に点滴を通す際の痛みを完全になくすことはできないのですが、極めて細い針を使用して痛みに配慮します。
２．鎮静剤を注入
点滴がきちんとされていることが確認できたら、鎮静剤を注入していきます。完全に眠った状態か、軽く受け答えのできる状態かを選択し、鎮静剤の量を加減します。
３．局所麻酔
患者様が痛みを感じなくなった後、必要に応じて局所麻酔を行います。治療や手術を開始した後は、生体モニターをリアルタイムにチェックします。
留意事項
術後の対応
- 当日は患者様の様子を知るため口紅やマニキュアは控えていただきます
- 当日は運転は控えていただきます
- 当日は帰宅後も安静にしていただきます
健康保険適用外
静脈内鎮静法は健康保険適用外の全額自費診療となります。